予定を変更して。
今、この問題がクローズアップされています。
開園から通い続けている私が、この件で思うことを書いてみます。
まずは寂しい気持ちから・・
夢の国ですからね。
着ぐるみとかって言葉も正直あんまり聞きたくないし。
人が中に入っていることは百も承知で、そこにキャーキャー言っては手を振り、抱きつく。
その時には、この中には人が入っているなんてことは1%も頭をよぎりません。
一歩引けば考えますけどね・・
特に私なんかおばさんだから、ミッキーたちに悪いなあと思うわけですよ。
おばさんじゃなくて、若いかわいい女の子だったら、中の人は喜ぶんだろうなあとか。
私が抱きついたりしたらかわいそうだなあとか。
だからクラブ33に行ったって、WDWに行ったって、クルーズに行ったって、できるだけキャラクターには激しく抱きついたりしません。
逆にハグされたりしたら、顔がちょっと引きつっちゃう。
そんな私でも、ミッキーを見つけたら「ミッキー!」って手を振るし、ビッグバンビートのドラムのミッキーは本当にカッコいいって思えるし、ミニーちゃんの愛らしさには素直に魅了されるし・・
海外ではプリンセスがめちゃ人気があるけれど、日本人はやっぱりミッキーたちキャラの方が断然好きな気がします。
私たちにとっては、彼らはやっぱり着ぐるみじゃないんですね。
だからこのニュースはあまり聞きたくないニュースでしたね・・
訴訟の女性たち・・
彼女らの言い分はとてもよくわかります。
オリエンタルランドで働く人たちは、仕事の内容について口外無用でとの契約がなされているようで、彼女らはその苦痛について家族にも洩らさなかったとのこと。
彼女らのように、我慢を重ねている人は他にもいるということは想像ができます。
夢を持って仕事をはじめ、ゲストの笑顔があるから続けられた。
ただ、年数が経過するにつれ、それだけでは体力が持たなくなってきた。
そこでそれを訴えると、上司からはパワハラ。
確かにこの上司のパワハラ発言はひどいですね。
でもですよ、パワハラ発言以外のことは当たり前の流れのような気がします。
彼女たちの仕事は肉体労働なんですね。
人によって長短がありますが、期間限定のお仕事なんです。
意地の悪い言い方をしてしまうと、潮時というものがあります。
これから同じ仕事をしている人からの訴訟が相次ぐようならば、問題にしていかねばなりませんが、これが彼女らの体力の限界が原因で、そこに上司のパワハラ発言が上乗せされているだけのこととも、現時点では考えられなくもないかな~と50歳代女子は思うのです。
いやいや、我が家の娘がそんなことになっていたら目の色が変わるでしょうが、その前に私なら、「もうそろそろ疲れない仕事に替えなさい」って言っているかな~
職場での悪口の言い合い、上司とウマが合わない、仕事がキツイ、給料が安い、休めない・・こんなことはそこらじゅうにある話なのでね。
オリエンタルランドの運営については・・
さて、訴訟を起こした彼女らを半ば悪く書いてしまいましたが、私的にはこちらにも文句はい~っぱいあります。
こんな訴訟を起こされる企業になることは、外部から見ていてもわかりますよね。
ここ10年ほどの間に評判は非常に悪くなっていますもの。
それに反比例するように、マクドナルドがすごいですね。
スマイル0円で、原点回帰見事にしています。
ここで面白いブログを見つけましたので、勝手に紹介させていただきます。
4年ほど間に、期限切れナゲットを販売してしまってから、数年どん底を味わったマクドナルド。
すごく変わったでしょう?
クルー全員が笑顔です。
素晴らしい!
元に戻ることの勇気、その強さを、マックが証明してくれました。
オリエンタルランドには今こそそれを求めたいです!
大好きだったウォルトの精神が息づくディズニーの原点に、もういちど帰ってほしいです。
ディズニーは何のためにあるの?
子どもたちの笑顔のためにあるんですよ。
企業に営利目的があるのは当然ですが、営利の源になるのはゲストとキャスト、両方の笑顔です。
それを忘れてはTDLの意味がないのです。
たくさんの笑顔のキャストがいるから、笑顔のゲストが生まれるという仕組みを今一度おさらいしてもらいたいものです。
先月娘が友達と久しぶりにランドに行って、仰天の出来事に出くわしたそうです。
カストーディアルキャスト(掃除をしてくれるクルー)に、シンデレラ城の前で写真を撮ってほしいとお願いしたところ、なんと断られたそうです。
「今掃除をしているので・・」ということでした。
それを聞いて、絶句しました。
こんなことになっているんですよ!
こんなことになっているんですよ!!
私なりのまとめ・・
訴訟の彼女らの気持ちや痛み、いまのTDL、オリエンタルランドの方針、そして私たちディズニーファンの願い・・
これらが今、何らかの方向に向かう時がきている気がします。
そうしてどの方向へ舵がきられるのか、キラキラした夢の国でいてもらえるのか。
もしももしも違う方向に向かったときには、皆で声をあげたいですね。
ミッキーたちはオリエンタルランドのものじゃありません。
ウォルトの夢と希望が託された、私たちのスターなんですから。