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クラブ33とは・・
クラブ33は、ディズニーランド内にあり、限られた人のみが利用できる会員制のレストランです。
ランチタイムとディナータイムに、料金別で設定されたコース料理を選んで食事をすることができ、ランド内で唯一お酒のオーダーができます。
もともとはカリフォルニアのディズニーランド内に、ウォルトディズニーが自身の客人を招くために作られた場所であり、日本にもやはり特別な意味を込めて同じように作られました。
入口はワールドバザールの中。
秘密の会員制レストランという位置づけから、クラブ33を知らない人は必ずや通り過ぎてしまうほど、その入口はひっそりとしています。
「一般の人は利用できない」ということで、魅かれる人はとても多いようですね。
ランチコースは約6000円~10000円、ディナーコースは約8000円~16800円。
4段階ほどに分かれています。
飲み物は別料金。
他にバースデーコースというプランがあり、このコースではミッキーがダイニングスペースとは違う個室で、お誕生日を祝ってくれます。
クラブ33の場所は入り口はワールドバサール側ですが、ダイニングスペースはシンデレラ城に面していて、窓からお城がきれいに見えます。
建物の位置はウォルトとミッキーのパートナーズ像より少し手前(エントランス側)になり、シンデレラ城には少し遠いです。
ランチコースのお食事中は、窓のカーテンは締切りです。
少しでも外をのぞこうとすると、キャストの方から軽く注意を受けます。
クラブ33はディナーコースの利用に価値があります。
ランチコースでは開かないカーテンが、パレードやワンスの時には照明を落として開きます。
特等席で、お酒を飲みながら、食事をしながら(この時は暗くてダメですね)パレードやショーを堪能できます。
クラブ33の店内の様子・・
33と書かれたドアは、上の写真の右側にあるインターホンで、中にいるキャストに名前を伝えると開けてもらえる仕組みになっています。
中に入ると、カウンターがあり、クロークになっていて、荷物や上着類を預けます。
その横にエレベーターがあり、キャストに案内されて2階へ。
2階は広々としたスペースにソファー、テーブルがあり、クラブ33のグッズが両サイドに展示されていて、食事後、気に入ったものがあれば購入します。
左手にはミッキーが来てくれる個室、右手に曲がっていくと、広い広いダイニングスペースです。
通常は窓際に6組ほど、2列目にも同じくらいの客席が並んでいます。
3回目にして2列目に通されたことがありますが、ランチならともかく、ディナーで2列目だとショーやパレードが見づらく、愉しみは半減ですね。
キャストの方はメイド服のコスチュームです。
一般の人が利用するには、2つの方法があります。
①クラブ33の会員と同伴か紹介による予約
クラブ33の会員の方がどのようにしてその会員権利を得たのかは詳しくはわかりませんが、おそらくディズニーランドのスポンサー、買収した土地の権利者、建設に携わった関係者といった方々が多いのではないかと推測されます。
財力があって会員になるよりも、何らかの権力や貢献度が必要とされるのではないかと思われます。
私の場合は会員の方の紹介で何度か利用させていただいていますが、その方は建設関係の方です。
会員の代理の方とのやり取りで、希望の日の予約をとっていただき、希望のコースを選びます。
自分が本会員ではないために、迷惑の掛かるようなキャンセルやわがままが言えないのが少し窮屈ではあります。
②JCBザクラスカードの抽選による予約←現在これは無くなりました・・
私はこのカードのホルダーで、はじめてのクラブ33はこれでした。
この予約での利用はランチコースのみです。
JCBの最高位カードであるザ・クラスのホルダーは以前、その特典のひとつとしてクラブ33のランチコース食事券のプレゼントを選ぶことができました。
当時は人数の制限もなく、希望の日の予約がとれましたし、貸切状態のような日もありました。
それがおそらくSNSなどで世間の認知度が高くなったからでしょうか。
数年前から抽選となり、今は食事券がない4名までの有料の抽選となりました。
人気のある土日や夏休みなどは当選確率が低いと思われ、敷居が高くなってしまったようですね。
というわけで。
ランチコースでもいいから、どうしても行きたい!という人は、このカードのホルダーを目指すのがいいかと思います。
尚、現在はドレスコード指定となっています。
カジュアルドレスコードなので、男性ならシャツとスラックス、女性ならブラウスとスカートでOKです。
以前はTシャツと短パンでも大丈夫でしたが、変わりましたね。
秘密の会員制レストランという名目上、このような記事をつくるのはいかがなものかと言われてしまいそうですが、それは内側にいる人たちの主張です。
その中に現時点では入ることができないけれど、そこに憧れを持って目指している大勢の人々に対して、こういった情報提供があってより一層の神秘性が逆に保持できているのではないかと考えています。
そういう意味で、昨今利用者数の増加や利用者のマナーの低下などが不満材料として挙げられてはいるものの、今後も一定の機密性は維持されていくのではないでしょうか。
私のような紹介を受けていける立場の人たちばかりがこうして記事にしていますが、実際の会員の方やクラブ33で従事されている方々のお話がどこからも聞けないというのがその証拠です。
今の時代、こうした機密性はとてもすばらしいことで、この秘密のレストランはこうして、さらされながらも守られていくという相反した位置付けで続いていくのだと思われます。
尚、2016年にオープンの上海ディズニーランドにもクラブ33はあるようですが、こちらはVIPツアーを申し込んで、別途料金加算して利用することができるようですね。